みなさんこんにちは!!
歯科衛生士の三浦です。
花粉症が辛い時期ですが、皆様はいかがですか??
私は幸運なことに花粉症とは無縁であります!
でも、花粉症の症状がお辛そうな患者様をよくお見かけします。
花粉に負けず、この辛い時期を何とか乗り越えて頂けたらと思っております。
さて、3月26日に休日を利用して「デンタルコーチングセミナー」に参加してまいりました。
デンタルコーチングとは歯科の現場で生かせる特別なコミュニケーションスキル、患者様との信頼関係を築くカウンセリングを成立させるための必須スキルのことです。
コーチと聴くと、皆さんが思い出すのはスポーツのコーチですね!!
なんとなく、押し付けられるような、ゴールに向かってひっぱりあげられるような、厳しく、逃げ出したくなるようなコーチをイメージする方が多いです。
コーチングが本来もっとも重要としている考え方は「相手は必ず答えを持っている」です。
とても素敵だと思いませんか??
患者様が答えを持っているのだから、自分が持っている理想や目標を患者様に押し付けてはいけません。
患者様がどうなりたいのか、そのためにはどうすればいいのか、ということを知り導くことがデンタルコーチングの考えの本質です。
他にも、
① 時として答えを教える「ティーチング」
② 過去や現在を知るための「カウンセリング」
コーチング、ティーチング、カウンセリングの良いところだけを抜粋したのが「デンタルコーチング」です。
私がこのセミナーに参加しようとしたきっかけは、保健指導力を上げたいと思ったからです。
日ごろの業務では歯磨き指導をしたり、お口の中のお掃除をしたり、歯周病や虫歯のことについて患者様と関わらせて頂いています。
歯科衛生士の仕事はとても楽しく、やりがいのある仕事だと毎日感じております。
しかし、自分の話は本当に患者様に伝わっているのか・・・
歯周病や虫歯になったり、また進行を食い止めるためには何が重要でどうしたら良いのかを誠心誠意向き合ってお伝えしてはいますが、患者様にこの思いが本当に上手く伝わっているのか不安に思ったからです。
セミナーを受講してみてやっぱり不安は的中。
あぁしてほしい、こうしましょう。など自分が患者様に健康になってほしいという思いや理想をぶつけていたと思います。
デンタルコーチングで必要な3項目をお伝えします。
・聴き力
・質問力(コーチングスキル)
・伝え力(ティーチングスキル)
この3つだそうです。
まずは患者様がどんな方なのか興味をもち、今後どうなりたいと思っているのかを安心して話してくださるよう雰囲気作りをして質問をする。
その話してくださったお話を耳、目、心、全身で聴く。
そして、そのご要望に対して歯科衛生士としてご提案や説明ができたらと思いました。
人間は十人十色。患者様だって十人十色。
歯並びを一番気にしている患者様に対して、虫歯があるからといって虫歯の話、磨き残しの注意ばかりしたり・・・
歯の着色や黄ばみを気にしてご来院頂いた患者様に対して、歯周病の話ばかりしたり・・・
もちろん虫歯や歯周病、その他のお口のトラブルが見つかればお伝えはしないといけません。しかし、歯科医療従事者としての視点だけでなく、患者様視点で考えられるよう視点変換をしていきたいとこのセミナーを通して強く思いました。
最近では多くの担当患者様を観させて頂いております。
今回のセミナーで学んだことを生かして、患者様の真相を聴き出し、三浦さんは聴き上手だねと言ってもらえるような歯科衛生士になりたいです。
パワーアップした三浦をこれからもよろしくお願い致します!!!
最後に上の写真は講師の先生方です。左が山本唯さん。右が田上教子さんです。
受付・歯科助手・歯科衛生士・歯科医師・・・様々な職種の方々が揃い意見交換もできました。
分かりやすい、ゲームなどを交えた楽しい講義内容で、充実した休日となりました!!
三浦 結衣