歯科医師の井上がセミナーを受講しました。
井上はとても勉強熱心で、技術向上、知識習得に日々励んでいます。院長としてもその姿勢には刺激を受けています。
今回参加してもらったのは、知識や技術のためのセミナーではなく、
歯科医師として、医療人としての「ありかた」セミナーです。
当院で勤務してくれている歯科医師には、技術・知識に優れた歯科医師になってもらいたいのはもちろんですが、歯科医師として医療人として患者様からもスタッフからも周りの関係者からも愛される歯科医師になってほしいと願っています。
(私が偉そうにそんなことを言えるような人間ではないことは重々理解していますが・・・)
そのためのセミナーを受講してもらいました。
以下は井上先生からの報告です。
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こんにちは!
歯科医師の井上です!先日、4月16日の日曜日に「実践会 歯科医院スーパーDr育成セミナー」という勉強会に参加してまいりました。大阪府中央区のクリスタルタワーの20階で開催されましたので会場の窓からは大阪城と桜という贅沢な景色を眺めることが出来ました。
勉強会では私の出身校である徳島大学出身の同期のドクターや先輩や後輩に会うことができました。また、学生時代に海外研修のプログラムに参加したときの他大学出身の友人がたまたま隣の席に着席していて数年ぶりに当時の話で盛り上がったりと、いろいろと懐かしいこともありました。
勉強会の内容ですが、歯科医院における勤務医の心構えや役割、目指す姿、理想像などを受身ではなく自分たちで考えていくようなものでした。どういう気持ちで日々、患者様の治療を行うことで満足度を高めることができるのか、治療の途中で中断されずに継続して来院していただけるのか、院長や他のスタッフとのあるべき関係などを数多くの実際の成功例、失敗例、そしてその理由を考えるというものでした。また、3年後、5年後、10年後の自分の目指す姿を自分で記入することで今、現在自分でどれだけのことが未来像として具体的に明確化されているか、それをさらに良いものにするためにはどうすればいいのかを考える機会を与えられました。
私の知り合いのドクターなどは今までそんなこと考えたこともなく、全然考えがまとまっておらずに苦戦しておりましたが、私は当院の取り組みで院長から常に近い目標、遠い目標を考える機会を与えていただいておりますので、今の自分の近い目標はこれ、遠い目標はこれ、とすぐに書き出すことができました。さらに驚いたことは、日々の診療でスタッフや勤務医が患者様に接するときに行うべき行動、気遣いなどの例が提示されていったときに、それらのほとんどが当院ですでに毎日行われている患者様への応対であったことです。毎日、何気なく行っている行動が本当はなかなか行われずに取り入れるのが大変なことであると紹介されていたのです。
しかしながら、既に行っていることや初めて知る考えなどが紹介されることで、常に初心を忘れずに毎日診療に臨み、患者様の満足度を向上させることの大切さを再認識することもできました。
もう知ってる、もう出来てるではなく、それらをさらに洗練されたものにもっていけるのかは、ひとえに自分次第であるので、治療技術だけではなく、患者様とのコミュニケーション、信頼関係の構築などの面でも、日々精進する必要があると思いました。
まだまだ及ばない部分も多いかと思いますが、患者様の満足度を向上させるべく日々診療に専念する気持ちでは同年代のドクターには必ず負けないように努力していこうと考えておりますので、治療中、説明中、何か改善点などございましたら遠慮なく仰っていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
歯科医師 井上絢介