上の前歯のインプラントに最終的なセラミック冠をかぶせました。
昨年、右上前歯を抜くのと同時にインプラント埋入を行い、その場で仮歯を作製する治療を行いました。
抜歯後即時埋入即時荷重という治療法です。
4ケ月間全く問題なく経過したので仮歯を最終的な冠に置き換えました。
自然な見た目を回復することが出来、患者様にも喜んでいただくことが出来ました。
冠のセット直後ですので、時間と共により歯ぐきはなじんで自然観が増してくると思っています。
このようなセラミック冠をインプラントと、左側のご自身の歯にかぶせています。
難しい前歯へのインプラント治療
奥歯と違って前歯にインプラントをするときには、「ただ咬めるようにする」だけでなく、「自然な見た目」を回復させる必要があります。
歯を抜くと歯を支えていた骨は痩せていき、そのせいで歯ぐきは凹んでしまいます。これはインプラントを埋めたところでとめることはできません。もともと前歯は骨が薄いこともあり、奥歯以上に凹みが大きくなります。
凹んだところにインプラントを埋めても、自然な見た目は回復できません。
ですので前歯にインプラントをする際には、骨を増やしたり、歯ぐきの厚みを増やしたりする治療を併用する必要があり、手術の難易度が高くなります。
大阪 豊中市にある ますだ歯科医院ではこのように難しいとされる前歯に関してもインプラント治療を受けていただくことが可能です。
短期間で痛みや腫れも少ない抜歯後即時インプラント治療
当院では数年前までインプラント治療は、歯を抜いてしばらくして、歯ぐきが回復してから行うことを原則にしていました。
しかし、この数年は歯を抜くのと同日にインプラント埋め込み、仮歯まで作る機会が増えています。
この方法を抜歯後即時インプラント埋入即時プロビジョナルレストレーション(プロビジョナルレストレーション=仮歯)といいます。
一度の手術で済み、手術と同日に仮歯が入り、治療期間も半分で済む・・・より難しい治療になりますが患者様へは大きなメリットのある治療法です。
骨がどれだけダメージを受けているか、治療後の見た目のリスクが高いかどうかでインプラント埋め込み時期を調整していますが、
できる限り短期間で手術後の腫れや痛みも少ない治療法を心がけています。
前歯へのインプラントをお考えの方や、インプラントでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
ますだ歯科医院
院長 増田英人