11月18日に名古屋で西田亙先生による「歯科スタッフのためのメディカルインタビュー・実践編」に参加してまいりました。西田先生のこのセミナーは1回目は6月、2回目は9月、今回最終回の3回目のセミナーでした。今回は実践編と言うこともあって会場に入った瞬間に「おやっ?」と感じました。1つの机の周りに10個ほどの椅子が取り囲む感じです。いわゆる受け身のセミナーではないだろうことはこの段階で皆が気付きます(笑)
パソコンを使ったスライドを見るというわけではなく、ロールプレイとグループワークを進めていきます。久しぶりのまったく知らない方々とのロールプレイ。はじめは自己紹介からもちろんはじまります。
この自己紹介こそが医療業界に限らずまずとても大事なことであると言えます。初めて患者様が歯科医院に来て下さるときにはとても緊張なさっているはず。そしてその時にご挨拶するスタッフがどんなスタッフなんだろう??とお思いのはず。ここでのイメージというのはとても大切なものです。どのようにご挨拶させていただくとどう思うだろう?といったことをロールプレイしながら学びました。
そして段階を踏んでたくさんのロールプレイをすすめ、同じグループになった皆さんと共有します。答えは1つではありません。どうすればより良くなるのか?という同じ思いで話し合います。
たまたま私のグループには職種もばらばらで、岡山県から来られた方、名古屋の方、埼玉県の方と言った遠方組が多く、地域によってさまざまな取り組みがあるのだなぁと思いました。こういうことは真似したいな、ということもまだまだあるなと多数でてくる意見に感心しました。
そして私が1番すごいなと感じたのは同じグループになった26歳の歯科助手の女性。最後のグループワークでは議長を1人、書記を1人選出して話し合いをし、書記が発表するというものがありました。議長は引き受け書記はその彼女。彼女は1枚の紙に限られた時間でわかりやすくまとめる力を持っているとその紙を見た瞬間思いました。そのあとの発表では人前で発表するなんてしたことが無いということでとても緊張していた様子でしたが、グループ全員でがんばって!!と心の中で応援ができるようなよい空間になっていました。
チーム医療とはこういうことを言うのだろうなと思いました。誰かが欠けても成り立たない、誰かが優位に立つわけではない、そういったことをこの実践編では学べたのだと思います。
これがみんなが意見交換している際にささっと書いてくれていた用紙。字の美しさも素晴らしいし、ポイントをしぼって書くことができているのが今見直してもわかります。こういうところは見習わないといけないなと勉強になりました。
最後には写真に写っても大丈夫!という方だけ(笑)で集合写真。ほんとにみなさん1日たくさんお話ししました!私はとってもおなかがすいたので名古屋名物を食べて帰ろう!と思ったのですが、どこも大勢の人で断念・・・有名だよ~と教えてくださったエクレアだけ買って新幹線に飛び乗りました(笑)この秋の学びを診療でも活かしていくことができたらと思います。
歯科技工士 井上 由偉