12月8日に国際口腔インプラント学会の2019学術大会に参加いたしました。
昨年11月に参加してから1年、インプラントに関する学びを深めるため、そして今年は口腔内スキャンを用いたデジタル技工に関することや、技工士ならではの手作業を深めるための講座を受講してまいりました。
今年のテーマも昨年同様「高齢化社会における低侵襲インプラントの展望」と題されていました。
午前中から歯科医師、歯科衛生士の発表があり、午後からは歯科技工士の発表がありました。
私は歯科医師の発表と歯科技工士の発表を聞かせていただきました。
「インプラントの上部構造について口腔内スキャンを用いてどのような点に注意して製作すれば長期経過しても問題なく使用していくことが出来るのか?」
「口腔内スキャンで撮影したあとに歯科医師と歯科技工士がどのようにやり取りをすればスムーズに作ることができるか?」
という内容でした。
昨年ますだ歯科医院にも口腔内スキャンと呼ばれる機器を導入しました。
あの粘土のようなものを使って歯型を取る方法ではなくて口の中を小型のカメラで撮影するものです。
もちろんすべての症例に使えるわけではありませんが多くのケースを当院でもこの1年間取り扱ってきました。
今回の学会では今やっていることに間違いはないか、もっと良い方法はないか?ということに焦点をおいて拝聴することができました。
最後にはカラーリングテクニックということで真っ白の歯をどうすれば立体的に色づけできるのか?という内容でデモンストレーションがありました。
なるほど~と思える内容で実際試してみましたが経験の浅い私にはとても有意義な実習でした。
今回は歯科医師の先生の参加は多かったのですが、歯科技工士の参加はとても少なくラッキーだなと思いました。
大きな会場で少人数で技工士だけ集まるとアットホームな感じで不明点をたくさん伺うこともできました。
この学びを私の来年の目標に掲げてどんどん新しいものを取り入れ、セラミックの白い歯をより自然な感じで作れるようになるだけでなく、まずは患者様にとってできるだけ満足していただけるように取り組もうと思っています。皆さま、いつでもお声かけてくださいね♪
そして毎年恒例のご褒美ビュッフェはこの学会ならではのドイツスタイルです!
~そして毎年恒例のおまけ~
昨年同様時間を有効に使おう!と思い、大阪から東京への移動に夜行バスを使ってみました!
JRのプレミアムレディースドリームというバスで1階に3席しかシートがありません!
バスのファーストクラスと言われているだけあって机もあり、事前に勉強しながら行けましたよ! 歯科技工士 井上 由偉