秋も少しずつ深まってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今回は、中村純子が担当させていただきます。
山旅、第2弾。
この夏は、お休みをいただいて北八ヶ岳をゆっくり三泊四日かけて歩きました。日本百名山の蓼科山(たてしなやま)から始まり、針葉樹の森の中を満喫してきました。
北横岳から望んだ蓼科山
きれいな円錐形をしていますが、右の写真のように山頂は火山岩がゴロゴロしていました。
幻想的な双子池
何とも言えない水の色でした。写真ではわかりにくいのが残念です。
双子池ヒュッテは小さな山小屋でご主人と直接お話しすることができ、的確なアドバイスをいただきました。
三泊目の山小屋で愛知県のある都市の市長さんに出会いました。あとから市長さんとわかったのですが、市長さんという職業の人と話せるなんて初めてのことでした。
「大阪のどこから来ているの?」と聞かれ、「豊中市で伊丹空港の東側にあります」と答えたのですが、豊中って他府県の人にすぐわかってもらえる有名な所、物など他にあるかな~と考えてしまいました。ご存知でしたら教えてくださいね。
シルバーウィークは、石川県の白山へ行ってきました。日本の三大霊峰(富士山、立山)の一つです。雲海の夕日と、やっとこさ晴れ間から見えたお日の出(白山ではこういうそうです)は最高でした。感無量!
白山 雲海の夕日
3時半に起きて初めてのお日の出を拝みに行きました。
今回は、感動した景色を見ていただきたくて写真をたくさん載せました。みなさまに少しでも何かしら感じていただければうれしく思います。
山の天気は本当に変わりやすくて、幸いにもひどい雨に降られることはなかったのですが、ずっと晴れているということはなく必死に登っていて視線をふと上にあげるとさっき見えていた山が雲で見えないことがよくありました。一瞬の一コマです。
山で出会う人は、本当に一期一会です。街と違って山道ですれ違う時にあいさつをし、山小屋でおしゃべりします。
初めて山小屋に泊まったときに、同じ部屋だった(山小屋は基本相部屋です)東京の女性と話が盛り上がりました。そして、そっと山の世界を広げてくれました。彼女が八ヶ岳のことを話してくれたのを思い出してこの夏に行ったのもあります。
休憩に立ち寄った山小屋では、それとなくどこまで行くのか聞いてくれました。職業上のことなのかもしれませんが、気にかけてくれている安心感がありました。
山でも、「人」なんだなあと思います。自然を求めて山へ行くけれど、人との出会いもおもしろく心に残りました。
中村純子