様々な外科手術で使えるバリオサージという超音波骨切削機材を導入しました。
超音波の振動で骨を削る特殊な機材で、通常のドリルと違い、骨を削る際に神経や血管、粘膜といった柔らかいものを巻き込んだり傷つけたりしないという特徴があります。
出血や麻痺、粘膜を破ってしまうといったリスクを減らし、安全で治りの早い手術が行えます。
当院では主にサイナスリフトという上顎洞に骨を作る手術で使用する予定です。
今春ニューヨークで研修を受けた際、サイナスリフトの世界的権威ウォレス先生に「サイナスリフトにはとても有効だから是非使いなさい」と言われていました。
ただ、従来の機材でも今まで全く問題なく手術出来ていたことや、使用頻度と値段との兼ね合いからも購入をためらっていました。
それから数か月、中国/天津での研修で吉田先生(北海道で開業されていて、インプラントのインストラクターもされています)に詳しくお話を伺うことが出来、再度有効性と安全性を理解し購入に至りました。吉田先生には専門書をわざわざ送っていただいたり、メーカーとも交渉をしていただいたりと大変多くのご尽力をいただきました。
インプラント手術をする際の手術室の風景です。
CTスキャン 大型モニター 手術用顕微鏡 撮影装置 そして超音波骨切削機材 等々。
麻酔医である稲村先生に来院してもらい手術をすることも増えました。
これだけの設備が整っている歯科医院は限られているだろうと自負する、自慢の手術室です。
設備を使いこなせるだけの〝腕″…
自信はありますが、これからも日々精進です。
「安全・安心なインプラント」を第一に考えこれからも取り組んでまいります。
院長