暑い毎日が続きますが、お元気にお過ごしでしょうか?
新型コロナの第7波が夏休みと重なってしまい、気楽に外出がしにくくなってしまいましたね。
さて、6月初めに国民皆歯科検診のニュースが流れました。
その影響もあるのか、うれしいことに検診希望の初診の患者様が増えた気がします。
世界から見ると日本は歯周病の人が多く、歯を失う原因のトップが歯周病なのです。
80歳で歯が平均何本残っているかというと、、、
スウェーデンだと21本、
アメリカだと17本、
日本はなんと13本。
8020運動というのがありますよね。
歯が20本あればしっかり食事ができて健康が保てるといわれているので、80歳で20本歯を残そうという目標です。
2016年の厚生労働省の調査では80歳で20本を達成している人は51.2%。まだまだです。
どうしてスウェーデンとこんなに差があるのでしょう?
かつてのスウェーデンも日本と一緒で「歯が悪くなってから治療をする」スタイルだったそうです。
1970年代に「予防重視」のスタイルへ転換し、虫歯と歯周病を大幅に少なくすることができました。
約50年前から取り組んでいたのですね。
当時20~30歳の人が現在80歳前後になり、歯の本数を維持できているということなのです。
また歯科定期健診の受診率がスウェーデンは80%、日本は10%未満というデータもあります。
まず、ご自身で歯のケアをしっかり頑張っていただくことが一番です。
でもそれだけではどうしても磨き残しが出てきます。定期的に歯医者でお口全体のチェック(虫歯、歯周病の進行がないか、粘膜の状態、唾液量など)をして、取り切れなかった汚れをこちらでしっかり落として、歯を失わないようにしていきたいですね。
当院では、ありがたいことにたくさんの患者様に1~3か月ごとに定期的なメインテナンスにお越しいただいています。
医療費も、人生長い目で見ると、定期的な検診と歯のお掃除をして予防にしっかり取り組んでいるほうが抑えられますよ。
今年こそは3年ぶりに北アルプスへ行こうとお正月に心に決めて計画しておりましたが…
1つ目の計画は天候不順であきらめ、2つ目の計画は新型コロナに感染してしまい行けませんでした。本当に残念でした。
そこで、私のもう一つの趣味をご紹介します!
月1回ですが絵を習いに行っています。コロナになってからお休みすることも多くなってしまいましたが、第6波のあとは続けて行けました。
写真は陶器の水差しです。形を鉛筆でとったあと、色鉛筆で色を重ねていきます。
色を塗るのではなく、ハッチングという描画法で細かく平行線を引き重ねていきます。
陶器のマットな感じを出すのに、画用紙(表面がポコポコしています)の色が見えないようにとにかく白色でハッチングしました。
額縁は先生がスケッチブックの上からあててくれました。
(なのでスケッチブックのリングが見えていますし、位置もずれています。)
それでも、自分の描いた絵ではないみたいに見えて少し感動しました。
60色の色鉛筆。色を見ているだけで楽しいです。
絵も描いているときはすごく集中するので、気分の切り替えにもなります。
ささやかですが続けられている趣味のひとつです。
中村純子