皆さまこんにちは。歯科助手の石崎佳穂です。
先日私は歯科医院スタッフ育成塾に参加してきました。
こちらは全4回のセミナーで、今回は最終回である4回目の受講でした。
前回に引き続き、第4回目もたくさん学びがありました。報告させていただきます!
-相手に応えるスタッフになる-
このスタッフ育成塾では毎回受講者に向けて講演内容のアンケートがとられるのですが、
リクエストがとても多かったという「人間関係の構築」についてのお話がありました。
衛生士、歯科助手、管理栄養士の方が多く受講しているこのセミナーですが、検診や初診時のカウンセリングの時に
“どのように患者さまとの会話を広げると良いかがまだ難しくてわからない”と悩んでいるスタッフが多くいるということです。私もその1人でした。
[心理的に使える会話術]
①相手の話を深掘りする
→1つの質問に対してより深く”なぜ?どうして?”を掘り下げていきます。
5回なぜ?と深掘りしていくと相手の深層心理がわかるといわれています。
②質問に集中しない
→聞きたいことがたくさんあっても質問ばかりになってしまうと大事なことを読み取ることが難しくなってしまいます。トピックスが多すぎてもよくないということです。
③相手の回答から質問を想定
→これは①とも繋がりますが、相手の回答を聞きつつ、その中で
「どうしてこう思ったのかな?」「なぜその行動をしようと思ったのかな?」と考えていくと、
自ずと次の質問が想定できます。
相手のことを知ろうと思うと正しい質問力が大切になってきます。
正しい質問=正しい回答が得られるので、自分次第でいろんなことを患者さまから引き出すことができるということです。
また、相手に質問する時や意見を聞くとき自分の意見を添えてから聞くとより良いと言われています。
-自己肯定感を高める-
自己肯定感が
高い=自信・希望
低い=無気力・絶望
テキストに書かれていたことです。
全く正反対の強い意味の言葉が並んでいますが、単純だけれどもその通りだなと感じました。
まずは自分を認めることが大切です。
診療中でも、私生活でもうまくいかないときはたくさんあります。
そんな時でも自分を客観視することで大きく成長できるチャンスに繋げることができます。
✖︎「自分はなんてダメなんだ、、、。」
○「『自分はなんてダメなんだ』と今、自分は思っている。」
と客観視します。そのあとなぜダメだったか?を考えます。
また、その時にリフレーミングが大切です。今自分が思っている短所を長所へと変えていきます。
例えば
怒りやすい→情熱がある!
のろま→落ち着いている!
せっかち→すぐに行動に移せる!
などです。客観視することと心の持ち様で、失敗したことに対してただ悲観的に落ち込むのではなく、1つずつステップアップし、成長することができます。
-全4回のセミナーを受講して-
全4回のセミナーが全て終了しました。
春に受け始めたセミナーも最終回を受ける頃にはもうすっかり秋になり、時間が過ぎるのは早いなと実感しました。
このセミナーはもちろん講義内容もハッとさせられることや、こうすればよかったのかと学びがたくさんあるのですが、その中でも受講生の皆さんとのグループワークで得られたことがたくさんあったことがとてもよかったです。
やはり普段は同じメンバーで働いているので、どうしても考え方も偏りがちになってしまいます。
しかし、同じ年代のまだ仕事に対して自信が持てなかったり、どうやって学べばいいかわからないという同じ悩みを抱えた他院のスタッフと意見交換することはとても良い刺激になりました。
このセミナーで学んだことはしっかりと診療の中で患者さまや、一緒に働くスタッフに還元できるようにこれからも頑張っていきます!
最後に講師の萩原先生とのお写真を掲載いたします。