今年も所属しているインプラント学会の学術大会に参加してきました。
例年この時期に開催され、昨年もコロナが少し落ち着いており現地参加ができ、今年も無事に開催されました。
今回は新たな試みということで歯科医師、技工士、衛生士により症例検討会というものが開催されることになっていましたのでとても楽しみに参加いたしました。
さて、この歯科医師、技工士、衛生士によるセッションの前には歯科の業界にいて歯周病研究においては知らない人はいないだろうという大阪大学歯学部の天野教授のご講演があり、インプラントと歯周病の関係を細かくお話ししてくださいました。
『インプラントは虫歯にはなりませんが歯周病にはなります』この一言がすべてです。
歯周病管理をしっかり行った上でインプラントをすることの重要性を再度認識することができた良い機会になりました。
また、歯科医師、技工士、衛生士による症例検討会においては、チーム医療の重要性ということがキーワードになり、どれかひとつかけても良い治療が行うことができないということが明確になりました。
例えば、歯科医師が一生懸命インプラント手術をしてもその後セルフケアがうまくいかなければせっかくのインプラントも台無しになってしまいます。
衛生士が定期メインテナンスの際に少しのエラーに気づくことによって長期に渡り予後の良いインプラントとなります。
また、技工士がいくら良いかぶせ物を作っても患者様が手入れがしにくいものだともちが悪くなります。
日頃のセルフケアでどんなものを使用してどのようにセルフケアをしているのかの情報を歯科医師並びに
歯科衛生士から伝達されることによってより清掃性の良いかぶせ物を作ることができるということが
作り手にとってとても重要であることもわかりました。
以前よりますだ歯科医院では職種間での情報共有など、このようなチーム医療をすでに行っておりましたが、
ここで一度振り返って患者様により良い治療を提供できるようにしていこうと思えた学会でした。
最後におまけですが、東京モノレールの駅の看板がとてもかわいい!と思って写真を撮ってしまいました。
どの駅にもこのようなイラストが描かれていて次はどんな看板かな~と楽しく乗車できました。
そしてお弁当引換券!のお弁当はこんな素敵なお弁当でした♡
歯科技工士 井上由偉