歯科技工士の井上です。
先日東京ミッドタウンで行われました「第1回ワールドインプラントサミットJapan」に2日間参加してまいりました。
とてもたくさんの歯科関係者の方が来場されていました。
こういった学会では事前に抄録と呼ばれる『誰がいつどのような内容で発表するのか』というまとめが載った冊子が送られてくるのですが、
今回の抄録は院長と写真を撮っている後ろにある浮世絵風の表紙でもうここでとてもワクワクが・・・
中を見てみるとインプラントの最前線でご活躍の著名な先生方の発表が目白押しでした。
中でも私が注目したものはもちろんどのような新しい手技があるのかということもですが、
やはりデジタルの分野が大きく影響していることでした。
少し前からますだ歯科医院にも最新のデジタルの口腔内スキャンが導入されましたが、
こういった機器を使用することはもちろん、
今後はそれに何を付加価値として加えるともっと良くなるだろうかということを研究されている先生方の発表がとても面白く斬新でした。
たとえば今までは・・・
★歯の型取りをするのには粘土のようなものを口の中に入れて取る
★その歯型に石膏を使い模型を作りその模型上でワックスで歯の形を作る
★その他に顔写真や歯の色はカメラで撮って、顔全体から歯の形や色を見ていた
これからは・・・
☆歯の型取りは口腔内スキャンを使用して取り
☆データがすぐできてそのデータ上で歯の形を作る
☆顔全体をスキャンできる装置で(動画を撮るような感覚)とって
☆先ほどできたデータに顔をはめこみ顔全体から歯の形や色を見る
といったようなことを私たち歯科技工士がデジタルの良い部分とアナログでしかできないことを融合させて作る
ということが当たり前になる時代がそこまでやってきています。
楽しみですね♡
そして2日目の午前中は歯科衛生士セッションに参加しました。
こちらは別会場でしたがとても多くの衛生士さんや助手さんが医院全体で参加しておられました。
衛生士セッションとは言いますが、新人教育の話やマニュアル作りの話などとても学ぶべきことが多く今後に活かせる材料が多々ありました!
さて、最後は院長が当院でのインプラントの手術でも行っている手技であるテクニックの考案者であるハンガリーのアーバン先生の講演がありました。
(院長は何年も前から何度かハンガリーに出向き指導も受けているんですよ!)
もちろん翻訳機をお借りして拝聴しました!
海外の症例は大掛かりな手術も多く、すごいなと思うことがたくさんでした。
この時間は会場が超満席で立ち見もたくさん、サテライト会場でもたくさんの方が画面を通して視聴されていました。
今回はどの先生方も長期症例といって手術をした時から何年後、何十年後、という経過写真をたくさん発表に使っておられました。
中には30年以上の経過もあり手術後も患者様が長く通っておられることにとても感動しました。
ちなみにますだ歯科医院は7月1日で16周年を迎えました。
多くの患者様に長く通っていただきありがとうございます♡
たくさんの先生方の発表を聴きこれからのインプラント治療で皆様のお役に立てることができるようになろう!
と思いました。
何かわかりにくいことがあればいつでもお声がけくださいね♡
さて、おまけのコーナー
お昼は両日ともとてもおいしいお弁当でした♡
なんと入れたてコーヒーとお菓子のお土産付きでした!!夜のミッドタウンと東京タワーも♡
歯科技工士 井上由