先日一橋大学一橋講堂で行われましたOJ年次ミーティングに参加してまいりました。
今回は『インプラント周囲組織のマネージメントを再考する』という副題がありました。
このOJでは歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士がそれぞれの分野において日々の臨床で行っていることを発表し、
ディスカッションするというのが流れになっています。
私は今回で3回目の参加でしたが毎年本当に勉強になることばかりです。
たくさんの歯科関係者の方が来場されていました。
私は主に歯科衛生士+歯科技工士が話す『コ・デンタルセッション』に参加しましたが、
今年は院長が歯科医師部門のメイン会場で登壇しておりましたので
まずはそちらでしっかり院長の発表を聴くことに!(右上の写真が院長です☆)
発表後のディスカッションの場でも多くの先生が質問などされており、
それにとまどうことなく的確に答えていく院長が本当にすごいなと思いました。
私だったら『え?え?』となってしまいそうです( ´艸`)
メイン会場をあとにし、コ・デンタル会場に向かうといつもならすぐにどこかに着席できるはずの会場なのですが立って見ておられる方も・・・
例年より参加者が多かったように思いました。
歯科技工士の分野ではこれからどのように仕事をすればよいのかということをお話ししておられ、
今までのような職人技と勘(アナログ)だけで仕事をするのではなく、
アナログの大切なところは継承し、それ以上にデジタルを駆使することが重要であることを学びました。
様々なソフトウェアも開発しておられ、すでにそういったものを使い画面上でデータのやりとりが歯科医院と歯科技工所でできるシステムも作られているようです。
OJでもデジタル系の発表がどんどん増えてきていました。
やはりこれからはますだ歯科医院でも一部取り入れていますが、
歯の型取りは口腔内スキャンを使用して取り、データがすぐできてそのデータ上で歯の形を作る、
というのが流れになってくるのは間違いありません。
演者の先生が
『昔なら技工士が一晩徹夜をして仕上げたようなものをちょっとしたエラーでやり直しになったときは1からやり直しになる、でもデジタルだったらどの段階でエラーが起こったのかを検証してそこに戻ることができるのでやり直しが何度でも可能、これがデジタルの素晴らしい技術』
とおっしゃっていましたが、まさしくそうだなと実感しました。
あっという間にすべてのセッションが終わり、最後に閉会の辞を
『今、ここにいる歯科衛生士さん、歯科技工士さん、あなたたちは国からもらった資格を有している人たち。
歯科衛生士さんは諸外国にも国家資格があるけど特に歯科技工士さん、国家資格があるのは日本とドイツくらいなんですよ!そういった貴重な仕事をしていることに誇りと自信をもって邁進してください!』
と述べられた歯科医師の先生からの言葉がとても印象的でした。
デジタルの波に乗り遅れることなく、すでに様々な最新機材もますだ歯科医院には存在しています。
インプラントを検討される患者様は院長の技術力はもちろん、
こういった最新機器もあわせて診療計画をたてますのでどうぞご安心ください。
これどんな機械?など気になるものがありましたらいつでもお声がけくださいね♡
←おまけのコーナー
伊丹空港を飛び立つとすぐに日本地図に見える池があるんです♡
すこし小さくてわかりにくいのですが今回はきれいに見えました♪
機会があれば見てみてくださいね。
歯科技工士 井上由偉