みなさまこんにちは!院長が主催する骨増生の基礎セミナーに参加いたしました。
今回は勤務医の天野とスタッフの西岡、魚谷が参加致しましたので順番に報告致します。
2024.10.6日曜日、大阪市内にて「デンタリード株式会社」主催、院長が講師を務める一日セミナーに行ってきました。
「デンタリード株式会社」は多種多様な歯科材料を販売している会社ですが、
今回のセミナー(実習)では、骨増生には欠かせない「非吸収性メンブレン(ネオジェン®)」を使用しました。
インプラントをするには口腔衛生状態や歯肉状態の検査のほか、
画像検査およびCT検査にてどれくらいの歯槽骨が残っているかを確認する必要があります。
インプラントは歯槽骨に埋入しますから、もし必要な歯槽骨がなければインプラントはできないので、
自家骨や骨充填剤を使用した骨増生の必要性があります。今回はその骨増生にフォーカスを当てた院長の講義でした。
・まずは午前の部
骨増生を行った症例を中心に臨床的な講義を聞いてきました。
歯を失ってからどれくらいの期間が経っているか、どれほどの歯槽骨がどれだけの範囲で吸収しているかにより選択する治療方法及び使用する骨充填剤を含む材料が異なってきます。
そして、骨増生後の待機期間も異なってきます。
しっかりした歯槽骨にインプラントを埋入する為に、
場合によっては、患者様にある程度の期間を待って頂かなければなりません。
そして、合併症についても学び、合併症のリスクを減らすためにも、インプラントの土台作りはとても大切であることを実感しました。
また、骨増生の成功するポイントと手技について学んできました。
今までなんとなく思っていたことが、明確に頭の中で整理できとても有意義な時間でした。
合併症とも関わってくることも分かり、しっかりとした知識、高度なテクニックが必要であることが分かりました。
・午後の部
午前の部において机上で学んだことを、豚の顎骨を使用して実践的に学ぶ実習です。
豚の顎骨を今まで間近で見たことがなかったので一瞬躊躇しましたが、しっかり実習してきました。
凍結解凍された豚の顎骨だったせいか、手技の一つの粘膜剥離に関してはやや難しさを感じました。
しかし、もし実習を繰り返せば手技は確実にあがるだろうと感じました。
豚の顎骨と人間の顎骨では、部位による粘膜の形状の違いや神経の走行など相似しており、より実践的だったと感じました。
普段、生き物の組織を使用する実習の機会はほとんどなかったので、とても勉強となる貴重な時間を過ごさせていただきました。
これからも日々精進し、患者様に安心できる確実な治療を提供できるように取り組んでいきたいと思いました。
歯科医師 天野怜子
セミナーの中では講義だけでなくブタの顎を使った実習もあり、
普段目にする機会のない貴重な時間を過ごさせて頂くことができました。
当院ではたくさんの難しい外科処置やインプラント治療を行っております。
院長は手術中にどういう所に気をつけて施術しているかを改めて先生からの目線で学ぶことができました。
院長が講師をしたセミナーでしたが全国各所から先生が参加をしており、
その先生方から「増田先生に憧れている」や「良い所で勤めていますね」などと声をかけて下さいました。
日々の診療の中院長の近くで学べている環境を大切にしていきたいと思います。
歯科衛生士 西岡みゆき
前回に引き続きお手伝いという形で参加させていただきました。
この2日間を通して学ぶことがたくさんありとても良い経験となりました。
院長の講演はいつも分かりやすくて、今回もDrの方向けの講演なのにとても楽しく聞くことができました。
また、実習の際には受講された先生方の真剣に取り組んでおられる姿を見て、
私ももっと自分の持つスキルを上げる努力をしよう!と思いました。
患者様とお話しする際にも今回のことを活かしてより詳しく説明し、
正しく理解していただくことができるようにします。
歯科衛生士 魚谷恵利