11月2日・3日に京都国際会館で開催されました「日本口腔インプラント学会学術大会」に2日間参加いたしました。
この学術大会は日本でも多くのインプラントに関わる歯科医師をはじめとした歯科医療従事者が参加するとても大きな学術大会です。
今回は院長がこの会場で2番目に大きな部屋で2つ講演をすることが決まっておりましたので
私もとても楽しみに当日を待っておりました。
院長の講演に関しては細かな報告は院長がしてくださると思いますが、
ますだ歯科医院で現在多く行っているインプラント治療についてを海外の論文データも交えて講演されている院長を見ると普段診療室で見る院長とは違いとても大きく、遠い存在に見えました。
院長の講演のスタイルはよく見るパソコンを眺めながらしゃべるだけの講演ではなく、
檀上を左右に歩きながら身振り手振りをあわせ、
会場の参加者をみながらすすめていくという私には到底できないことを「さらっ」とされます。
ふと会場の後ろを見渡すと700名近くのたくさんの先生方が立ち見も含めて見てくださっており、少し感動しました。
・・・ですが、終わってからすぐに院長に会うとすごくほっとした顔をされており、
記念写真を一番大きな会場に撮りにいこう!と言ってくださいました。
一番上の写真はいちばん大きな講演会場で、檀上にあがらせていただき今度はここで話せるといいですね!
と笑いながら写真撮影をしている時はいつもどおりの院長でした( ´艸`)
無事に院長の講演を見届けた私は歯科技工士セッションへ向かいます。
現在私はあまり院内で大掛かりな作業は行いませんが、
院外の技工士の先生方と話をしたりする際にわからないことがあってはいけませんのでこういった場で知識のバージョンアップをすることを心がけています。
また、今回は技工士講演、衛生士講演ともにデジタル分野での講演が多かったように思います。
インプラントの型どりは口腔内スキャナーを使用することが増えています。
ですがその際使用する機器の管理や消毒、滅菌についてはまだまだわからないことも多くあります。
今回衛生士さんの講演の中ではこのあたりに焦点をあてておられる方もおり、
私も日々なんとなくやっていたことが間違いではなく裏付けができたことがよかったと思いました。
やはりインプラント分野においても主流はデジタルになってきていることは間違いないなと感じました。
さて、最後はお会いしたかった糖尿病内科医の西田亙先生の講演へ。
6年前に医療面接セミナーを何度も受講して以来西田先生のファンです♡
今回は学術大会の医療社会保険分野というところで糖尿病患者の医科歯科連携を含めた歯科医院での定期メインテナンスの重要性について歯科衛生士さん向けに熱く!講演してくださいました。
ですが今回はもっと心にぐっとくる言葉をくださいました。
『歯科の診療は連続している』
医科では新生児期→幼少期→青年期→壮年期→高齢期と医療が分断されており連続してひとりの医師が診つづけることができません。
ですが、歯科ではこれらをすべて連続して診ることができる素晴らしい現場であることに誇りをもってくださいと。
最後になりましたが本学術大会参加のため、土曜日を休診とさせていただきありがとうございました。
今後もインプラントを含め些細なことでも患者様のお悩みにお応えできるように頑張ってまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
歯科技工士 井上由偉