グアテマラ到着が大幅に遅れたため、ホテル到着後すぐに大学へ移動、講義が始まります。
今回の研修先はフランシスコ・マロキン大学という中米トップの私立大学です。
大統領のご子息や、近隣諸国の富裕層が通う近代的な設備を備えた大学だと聞いていました。
大学病院の診療室です。日本の大学病院よりもきれいで、設備もかなりそろっていました。
今回の研修目的は、サイナスリフトという手術を身に着けること!!
そのために初日は講義と模型実習、2日目以降は現地の患者様に実際に我々が手術を行います。
サイナスリフトという手術は、上の奥歯にインプラントをする際に必要となる術式です。
上の奥歯を支えている上顎骨という骨の中には“上顎洞”という穴(副鼻腔)があり、インプラントを埋め込むための十分な骨がないことが多いのです。
サイナスリフトというのは上顎洞に大きく骨を増やすための手術で、インプラント治療の中では難易度が高いものですが、上の奥歯にインプラントをするためには必須の処置となります。
当院では2011年よりこの手術を行っています。
当院で行ったサイナスリフト手術
術前
術後
今回メインで指導してくださるのがニューヨーク大学歯学部インプラント科教授のCho先生です。
マロキン大学のインプラント科にはニューヨーク大学卒業生が複数いらっしゃる縁もあり、グアテマラでの研修が実施されています。
スムーズに確実なサイナスリフトをするために、先生が考案された機材や模型を使ってのレクチャーを受けました。
さあ、明日からは手術が続きます。
協力してくださる現地の患者様に最善の手術が出来るよう、しっかりと睡眠をとって臨むことにしましょう。