症例紹介
治療前
60代の女性が来院されました。右上前歯(中切歯)にお子様の頭がぶつかり、痛みと腫れが生じたとのことです。歯は大きく揺れており、〇印の箇所からは歯ぐきに膿が確認されました。
抜歯即時インプラントを選択
術前のレントゲン検査では、ケガの影響により歯が割れ、歯を支える骨も溶けて失われている状態が確認され、抜歯が必要となりました。
患者様は、両隣の歯に負担をかけない治療法をご希望され、インプラント治療を選択されました。
治療直後
抜歯と同日にインプラントを埋め込む「抜歯後即時埋入」を選択されました。その場でインプラントを支えとした仮歯を装着しているため、「歯が無い」期間はありませんでした。
また、骨移植や歯ぐきの移植も同時に行い、治療の質を高めるための処置を行っています。
治療5年後
セラミック冠は治療開始から4か月後に装着しました。その後、5年が経過した時点で撮影した写真とレントゲンでは、見た目や機能面で問題はなく、ご自身の歯と変わらない自然な仕上がりを維持されています。
治療詳細
年代・性別 | 60代 女性 |
主訴 | 歯の痛みと揺れ、歯ぐきの腫れ |
治療内容 | 右上前歯1本のインプラント + 左上前歯1本のセラミック治療 |
治療費用 | インプラント:66万円 セラミック 143,000円 |
治療期間 | 期間4ヵ月 |
リスク・副作用 | 治療後はしっかりとメンテナンスを行わないと歯周病になる危険があります 抜歯時の状況によっては抜歯と同日にインプラントを埋めることができないことがあります |
監修者情報
院長 増田 英人
- 私立高槻中学・高校卒(1994年)
- 国立広島大学歯学部卒(2001年)
- 神戸市 まつだ歯科勤務
- まつだ歯科副院長
- 豊中市 まとば歯科副院長
- 豊中市 ますだ歯科医院開設(2008年)
- 医療法人ライフスマイル開設(2014年)
- ニューヨーク大学インプラント科短期留学プログラム卒業(2016年)