皆様こんにちは!歯科助手/管理衛生士の西真由子です。
先日、食育についてのセミナーを受講して参りました。
歯の清掃習慣がしっかりできていても、おやつの取りすぎや、だらだら食べなど、食習慣が乱れてしまうことで、虫歯ができたりします。実は歯と食事はとても深い関係にあり、歯を守るためには清掃の習慣と食習慣の両方が大切なのです。
私は大学時代、栄養学を専攻しており、管理栄養士の資格をもっています。歯科食育についてはまだまだ勉強中ですが、食事の面から皆様の身体と歯の健康をサポートするためのアドバイスができればいいなと思っております!
今回のセミナーでは、食育の基礎を学びました。
印象に残ったことを、皆様とシェアしたいと思います☆
*そもそも食育って?
簡単にいうと、
「自分の健康のために、食についてどうやって付き合えばいいのか考えましょう」ということです。
2005年に成立された食育基本法では、食育は、教育の3本の柱である体育、徳育、知育の基礎となるべきものと位置付けられています。確かに、ちゃんとした職にあってこその運動、勉強ですもんね~!
食育というと、「子どものためのもの」「教育機関や国などで、やってもらうもの」と思っている方いませんか??それは、全く違います!子どもだけのためではなく、日々の生活の中、家庭の中で行う取り組み、躾の一環なのです。
日本の食文化
「いただきます」「ごちそうさま」
食事マナーの基本となるこの言葉。皆様はこの意味をご存知ですか?
「いただきます」には、調理した人へはもちろん、食物そのものや収穫してくれたひとたちへの感謝の言葉です。
「ごちそうさま」の「馳走」とは、客人をおいしい料理でもてなすために食材を走って調達した、という意味です。さらに感謝の意味を込めて「ご」と「様」をつけて「ごちそうさま」というようになったといわれています。
また、日本には正月や各節句をお祝いする行事食としての食文化と、各地で昔から受け継がれている、その土地の食材を使った独特の食べ物・食べ方の食文化があります。こうした伝統食について考え、大切にすることも必要ですね。
生活習慣病
メタボリックシンドローム、糖尿病、脂質異常症など生活習慣が原因となって起きてしまう病気のことです。最近では歯周病と糖尿病は密接に関連しているといわれており、歯周病の治療をすると血糖コントロールが改善するという研究結果も報告されています。ご自身のブラッシングと歯科医院の治療によって歯肉の炎症をコントロールできれば、インスリンという血糖値を下げるホルモンが効きやすくなるんですね。
こういった知識を身につけることや、病気を予防する食事を知ることも食育の一つです!
セミナーを受講し、テストを受けて受講証を頂きました。
皆様もこの機会にご家族で食べ物や食習慣について考えてみてはいかがでしょうか?
楽しみながら食について学び、美味しく食事を食べられるようお口の健康を守っていきましょう☆
西 真由子