暑い日が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
8月26日に西岡と八木でインプラントアシスタントセミナーに参加させていただきました!
インプラントについて様々なことを学んできました。二人から報告いたします。
歯科衛生士・八木友希
今回の内容としては、器具の種類・手術の流れ・術後のメインテナンスなど様々なことを教えていただきましたが、その中でも 糖尿病・喫煙とインプラント周囲炎の関係性 についてお伝えしようと思います!!
歯磨きが上手に出来ない事で、インプラントの周りに歯垢(バイ菌の塊)がたまったままになると、インプラント周囲の歯ぐきに炎症が起きます。
その炎症が歯ぐきのみならず、骨にまで及んでしまっている状態のことをインプラント周囲炎と言います。
インプラントを失ってしまう原因で一番多いのが、このインプラント周囲炎だと言われています。
天然歯・・・歯根膜がある:血流が豊富 細菌感染に対する抵抗性:ある/血管からの栄養供給が多い
インプラント・・・歯根膜が ない 細菌感染に対する抵抗性:弱い
※歯根膜:歯が埋まっている骨と歯の間に存在し、骨に歯をつなぎとめる役割を果たしている組織のことです。
インプラント周囲炎は、インプラント喪失の最大の原因です!
引き起こさないためには、患者様ご自身の日々のハミガキがとても重要になってきます!!
☆☆☆お口の健康のために歯をピカピカにしましょう☆☆☆
私たち歯科衛生士は、定期的なチェックと歯磨き指導、クリーニングでインプラント周囲炎を防ぎ、インプラントが長持ちするお手伝いをさせていただきます。
また、インプラント周囲炎は糖尿病や喫煙が大きなリスクになります。
糖尿病とインプラントの関係
抵抗力が落ちるため、インプラント周囲炎になるリスクが上がり、手術後の傷口が治りにくいリスクが上がります。
コントロール基準値⇒血糖値(空腹時 130mg/dl以下)
HbA1c 6.9%以下
尿ケトン体(-)
喫煙とインプラントの関係
喫煙者は非喫煙者に比べ、インプラント周囲炎になるリスクが3.6~4.6倍に上がります。
また、傷口が治りにくく、インプラントが骨とひっつかない可能性もあります。
インプラントを長持ちさせるためには、糖尿病のコントロールと禁煙がとても大切です!
歯科衛生士・西岡みゆき
私は、今まであまりインプラントについて多くの知識がありませんでしたが、今回セミナーに参加させて頂き、インプラントの種類、手術の流れ、メインテナンスについてなど学ぶことができました。
ますだ歯科医院では、インプラント治療をたくさん行っていて、毎週木曜日の午後は骨の少ない方など難易度の高いインプラントの手術専用日としています。
インプラント治療は、手術のアシストをする際にもいろいろと注意することがあります。
手術のアシストでは
・清潔と不潔の区別を徹底する
・先を予測する。治療の流れを知っておく。
・器具機材の用途を知る。
そしてなにより、緊張や不安に感じている患者様へ少しでも安心して頂けるように声掛けを行う事が大切だ感じました。
また、インプラントは虫歯にはなりませんが歯周病にはとてもなりやすく、ご自身の日々の歯磨きと歯科医院での定期的なチェック、クリーニングがとても大切になってきます。
そのためこれから衛生士としてもインプラントのある患者様と関わる機会 が多くなるので今回学んだことを活かしていきます。
そしてもっと勉強し知識をより深めていきたいと思います。