皆様こんにちは。歯科助手・管理栄養士の西真由子です。
少しずつあたたかくなってきて、過ごしやすくなってきましたね。春は新生活のスタートでワクワクとしている方も多い季節ですが、花粉症の方にとっては辛い季節なのではないでしょうか…。栄養コラム第2回の今回は、花粉症の予防や軽減におすすめの食材を紹介したいと思います。
花粉症の原因
花粉症の原因は、スギを中心に、ヒノキ、ブタクサ、ヨモギなどの花粉が体内に入り、これらの花粉からアレルギーを起こす物質である「抗原(アレルゲン)」が溶け出します。この抗原をやっつけるために、人間は体内で「IgE抗体」というものをつくりだし、体に侵入した抗原を捕まえ、効力を失わせます。このとき、IgE抗体からヒスタミンが放出されるのですが、これが神経を刺激し、くしゃみや鼻水を誘発させ、捕まえた抗原を体外へ追い出すように働きます。また、刺激を受けた鼻の血管により、鼻の粘膜を腫らし、鼻をつまらせます。こうして、花粉を含んだ空気を入りにくくしています。
予防にオススメの食材
アルコールや辛いものなどは、粘膜の毛細血管を刺激して、症状を悪化させるため、控えめにすることが勧められています。また、炎症物質のヒスタミンは高脂肪の食事で多く生成されるため、油の多いお肉やマーガリン、マヨネーズなどの調味料は炎症を起こす要因の一つです。
予防としては、甜茶(てんちゃ)ポリフェノールにヒスタミンの作用を和らげる効果があるといわれています。
甜茶とは、中国茶の一種で、中国では古くから健康茶として飲まれていたといわれており、おめでたい時に飲んだり春節に「幸せな一年でありますように」との願いを込めて飲む習慣があるそうです。
私は、幸いなことに花粉症ではないのですが、お茶や紅茶が好きなので買って飲んでみました♪「甘いお茶」という意味の通り、上品な甘みがあって、とても美味しかったです!砂糖を入れなくても甘さを感じられたので、健康的ですし甘さが欲しいときにおやつの代わりにいいなと思いました!これなら虫歯にもなりませんね~♪
アーモンドやくるみなどのナッツ類もヒスタミンの生成を抑え、アレルギー症状を緩和してくれます。
ヨーグルトは腸内環境を整えてくれるのでアレルギーに強い体内環境をつくることができると考えられています。私は普段からよくおやつに食べています!はちみつをかけると食べやすいです♪
なお、紹介したように、花粉症の予防や症状の軽減にオススメの食材はありますが、医学的には1種類の食材だけを多く摂っても症状が大きく変化するとは考えられていません。マスクやメガネの着用、うがいなど複合的に対処することが最も効果的です。
栄養コラムのテーマを募集しています♪健康や食事、栄養について知りたいことがあれば西までお知らせください。皆様と一緒に健康への意識を高め、楽しく勉強できたらと思っておりますのでよろしくお願いいたします♪
管理栄養士 西真由子