歯科麻酔専門医の稲村先生の協力のもと、全身状態を管理し静脈内鎮静を行って手術を受けていただけるようになりました。
「眠っている間に終わった」というインプラント手術が可能になります。
日本歯科麻酔学会専門医 稲村吉高先生
静脈内鎮静法とは
意識を失わせることなく、不安感や緊張感を和らげる目的で点滴から麻酔薬を投与し、管理を行う方法です。
眠気やほろ酔いと似たような感覚になり、リラックスして手術を受けることが出来ます。
時間の経過の感覚もほとんど無くなるため、多くの方が「痛みもなくいつの間にか手術が終わっていた」というように感じます。
このような方にお勧めです
□ 手術が怖い方 緊張する方
□ 高血圧や心臓病など全身疾患のある方
□ 手術後の腫れや痛みを減らしたい方
□ 嘔吐反射のきつい方
□ 長時間の手術を受ける方
注意点
・手術前に点滴をとる必要があります
・全身麻酔とは違い、完全に意識がなくなることはありません
・別途費用がかかります 7~8万円(手術時間による)
先日、当院でも嘔吐反射のきつい患者様に静脈内鎮静のもとで手術を行ないました。
骨を増やす手術も併用し5本のインプラント手術を一度に行いました(もともとは3回に分けて手術を予定しました)。2時間以上の手術でしたが、患者様からは「手術の記憶もなく、とても楽に手術を受けることが出来た」という感想をいただいています。
実際いただいた患者様からの体験談はこちら
静脈内鎮静法の流れ
1.あらかじめ専用の問診票にて、全身の健康状態についてお伺いします。
2.手術当日、歯科麻酔医がお体の状態についてお話をお伺いします。
3.血圧や呼吸を監視するモニターを装着し、点滴から薬を投与します。
4.薬の効果を確認して、手術を開始します。
5.終了後、眠気・ふらつきがなくなったのを確認し、帰宅していただきます。
*手術後まれにふらつくことがありますので、お車や自転車での来院は控えてください。公共交通機関やタクシーをお使いいただくか、付添いの方にお車を運転して来ていただくようにお願いします。