栄養コラム ~あま~い砂糖のとり方に注意!~
こんにちは。
歯科助手・管理栄養士の赤井真由子です。
お口の健康を守り予防を薦めるために、全身の健康を保つ栄養学をみなさまにお伝えしています。
皆様は砂糖の入ったあまーい食べ物はお好きですか??
私は、ケーキ、パフェ、チョコレート、クッキーなどの洋菓子はもちろんお饅頭などの和菓子も全部大好きです(笑)
今回はその「砂糖」についてのお話です。
甘いものを食べると幸せ♡な気持ちになりますが、精製された白砂糖の摂りすぎは、体調不良や集中力低下の原因になるといわれています。
★砂糖はなぜ注意が必要?
1.血糖値を急激に変化させてしまう
ごはんやイモ類の穀物と違って、砂糖を摂取するとすぐに血管内に吸収されるので急激に血糖値が上がります。
上がりすぎた血糖値を下げようと大量のインスリンが分泌されます。
するとからだは低血糖が起こって、再び糖分が欲しくなるという悪循環に!!
血糖値の急激なアップダウンは血管を弱らせ、病気の原因になるほか、イライラ、落ち着きのなさなど感情の起伏を激しくします。
2.体内のカルシウムやビタミンを奪ってしまう
精製度の高い砂糖(=白砂糖)は、吸収の際にカルシウムやビタミンを使ってしまいます。
3.腸内環境を悪くする
腸内環境を保つことは、からだの免疫機能を保つことに繋がります。
しかし砂糖は、腸の中の悪玉菌を増やし、腸内環境を悪くしてしまうといわれています。
4.むし歯の原因になる
口の中にいる細菌は、砂糖をはじめとする糖分をエサにして、酸を出します。
その酸が歯を溶かしてむし歯をつくります。
糖分を口にしてから30分後には、だ液中のミネラル成分により酸が中和され、溶けた部分が修復されはじめます!
むし歯を防ぐポイントは、
食べたあとに口の中をしばらく「糖分なし」にしてだ液の力を発揮させること!!
一度白砂糖を摂っても、また次に摂るときまで時間が空けば血糖値の上昇やお口の中の酸性化などからからだを回復させられます。
白砂糖は依存性が高いので、からだが欲していないのに脳が刺激を求めて白砂糖を摂り続けようとしてしまいます。
そういった依存状態を避けるためにも、「甘いものはおでかけのときだけ」など、ルールや時間を決めてメリハリのある食べ方を心がけましょう♪
赤井 真由子