5/3~5/10 ニューヨークのニューヨーク大学歯学部で研修を受けてきました。
NY滞在記です。
注)研修内容よりも、皆さまに興味をもっていただける研修以外の時間帯のことを多く記載しています。
5/3 日曜日 日本出国~アメリカ入国
さていよいよNY大学での研修のため出国の日がやってきました。
関西からはNYまでの直行便が無いので、成田経由で行くことになります。
たまったマイルを利用してJALのチケットをとりました。
行きはビジネス 帰りはエコノミー 帰りはアップグレード枠が空いていませんでした。
逆のほうがいいのですが、“無料”チケット、文句は言えません。
伊丹にまで見送りに来てくれました家族とは一週間のお別れです。
JFK国際空港、噂にはきいていましたが入国審査にとても時間がかかります。
列に並んで入国できるまで2時間近くかかりました。
テロ防止のためには仕方ないですね。
タクシーでホテルに向かいますがタクシーも大渋滞。
6時に空港について、ホテル到着が10時前!!
しかもタクシーの運転手が「現金のみだ」と・・・、クレジットカードの支払い機が備え付けてあるのに、そんなわけないだろうとひと悶着。
(結局カードで支払いました)
くたくたです。
今回1週間滞在するのはマンハッタンのダウンタウン トライベッカ地区にあるシェラトンです。
きれいで十分すぎる広い部屋です。
ミッドタウン(中心街)はホテルがとても高く、セキュリティーに不安のあるホテルも不安なのでこのホテルをチョイスしました。
チェックインの際に「最高の眺めのお部屋を用意しました」と言われ部屋につくと、
確かに! エンパイアステートビルが正面に見えます。
でもホテルでの滞在時間はごくごく短いですし、一人旅、それも仕事ですので・・・
明日からの通学のために地下鉄の駅を確認し、切符を購入しホテルに帰ります。
時差ボケ解消のためにジムに行き汗を流して寝ることにしましょう。
今回のホテル選びの条件として、ジムがあることは外せませんでした。一週間も体を動かさなかったらストレス発散できませんので・・・。
ほぼ毎日深夜に利用しましたが、一度として他のお客さんに顔を合わせることもなくプライベートジムのように使わせてもらいました。
飛行機ではNY時間に合わせて寝起きをし、ジムでも汗を流し、時差ぼけ対策は万全!!
さあ、ゆっくり寝て明日からに備えましょう。
5/4 月曜日 研修初日
全く眠れず・・・
時差ぼけなのか、興奮なのか・・・
ベットでボーっとしていても仕方ないので散歩でもしましょう。
ホテルから大学までは地下鉄を利用して30分程度です。
歩いたら1時間程度で行くことのできる距離です。
今日は手続きもあるので8時過ぎには来るように言われていたので6時ごろから散歩がてら通学することにしました。
日本よりも暑いくらいの陽気です。
SOHOを散策し、
9ストリートにあるNYU本学を超えて、
エンパイアステートビルも見ながらのんびり歩き、
さあ大学到着です。
この日の研修は午前・午後に分けて行われます。
午前中の講師はポール・フレッチャー先生です。
テーマは「インプラント周囲炎の診断と予防、治療法について」です。
以前はニューヨーク大学で、今はコロンビア大学で教授をされている歯周病の専門家です。
インプラントを長持ちさせるためにとても重要な歯周病の話をしていただきました。
コロンビア大学で今試している歯周病治療についても話を伺いました。
当院が行っている歯周病治療、メンテナンス、インプラント治療の際に歯周病を引き起こさないように注意していることが理論的にも世界の潮流からしてもずれていないことが分かりました。
午後の講師はスピロ・コンド先生
テーマは「審美的結果を得るための、抜歯時の対応/骨移植」でした。
先生はNYUの助教授をされていて、アメリカの歯科医師に対し様々なハンズオンセミナーを開催されています。
インプラントについての基礎的な話、歯を抜いたときの対応などを伺いました。
この内容は全て理解済みです。新たなことを学ぶというよりは今ある知識の再確認を行うことが出来た研修でした。
初日の研修を終え、ホテルに荷物を置いてから行くところがあります。
NYに来たからにはタイムズスクエア/ブロードウェイを見ないといけません。
とってもにぎやかな街です。
今日は人生初のミュージカル鑑賞を予定しています。
せっかくNYに来たんだからというのが理由の一つなのですが、もう一つ理由がありました。
英語の勉強のために使っているスピードラーニングの項目に「NYでミュージカルを見る」というものがあり、グランドセントラル駅からタイムズスクエア駅まで地下鉄で向かい、劇場でビールを頼み、鑑賞するという内容でした。
1階席はオーケストラ席、2階席はメザニン席といって、メザニン席でも前のほうはフロントメザニンということ、オペラ座の怪人を見る場合にはフロントメザニンがいいことなどが盛り込まれています。
せっかくスピードラーニングを聞いているなら実際に体験しようと思い、オペラ座の怪人を見に行きました。
あらすじはインターネットで調べ、事前準備は万全です。
今までミュージカルには全く興味がなかったのですが、実際見てみるといいものですね。
前半ではそれほど気分が高揚することはなかったのですが、後半は舞台にくぎ付けとなり、
ラストシーンでは周りの観客と一緒にスタンディングオベーションをしていました。
舞台装置、すばらしい歌声、オーケストラの演奏・・・ 今でも思い出すと気分が高揚します。
ブロードウェイ一番のロングラン公演、いまだに連日満席が続いている理由が分かりました。
ホテルに帰っても気分が高ぶって眠れそうもなかったので、ジムで汗を流しベットに入りました。
研修1日目が終わりです。