歯科医師の今井です。
タイトルのとおり12/19(日)にセミナーに参加して参りました。
コロナウイルスもやや落ち着きを見せているため、久しぶりに講師の先生とお会いして実習形式でのセミナーに参加することができました!
前回5月に受講した歯ぐきの手術のセミナーの続編にあたる内容で、歯ぐきの移植手術は広義には当院でも力を入れている歯周病の治療の一つです。
なぜ当院でも頻繁に行われている歯ぐきの移植が「歯周病の治療」に繋がるのでしょうか??
ご存知のとおり、歯周病の治療は患者様がご家庭で行うセルフケアが最も重要です!
ただしお口の中は歯並びだけでなく、歯ぐきの厚みや硬さなどもさまざまで、当然磨きにくさもヒトによって異なります。
磨きにくさの原因が歯ぐきの厚みや幅が少ないことにある場合には、今回学んできた「歯ぐきの移植」を行うことで磨きやすい環境に変えることができる!→歯周病の予防に有効となる!というわけです😀
「歯ぐきの手術」と聞くととても痛そうで、自分とは関係ないかな?と思われる患者様も多いかと思いますが
「毎日の歯磨きをしやすくする手術」と噛み砕いて説明を受けると、少しは身近に感じて頂けるかと思います。
セミナーを受講することで、こうやって勉強してきた内容を皆様に分かりやすく説明することも大事な仕事だなと感じます!
実習内容も盛り沢山で、手術と聞いて不安を感じながらも治療を受け入れて下さる患者様に安心に安全に提供するための手順やポイント、いかに術後の結果をよくするかといったことまでみっちり勉強させて頂きました!
前回のセミナー報告でもお伝えした様に、手術の練習は豚さんを使って行うのが、歯科では一般的な方法です。
今回は歯医者さんのセミナーってどういう雰囲気なのか?をもう少し踏み込んで知って頂けたらなと思います!
上の写真は講師の先生がデモンストレーションを行い、座学の内容を復習しながら、手術のポイントを細かく教えてくださっている様子です。
手術内容をステップごとに解説して頂き、デモと実習を繰り返していくのですが、本セミナーにはとても勉強熱心な先生が多く、デモ中もみな真剣に画面を見てノートを取っていましたよ!
これは余談ですが、海外で同じようなセミナーをすると途中から飽きてしまって実習を辞めてしまう先生も多いという話を思い出すのですが、やはり日本人は勉強会への取り組み方も真面目だなと頼もしく思います☆
また参加されていた多くの先生方は開業されており僕より歯科医師歴が長いですが、現状に甘んじることなく学ぶ姿勢に、いつまでも勉強し続けることが大事!と気持ちが引き締まった日曜日でした。
最後にいつも指導いただいている院長や診療をサポートしてくれているスタッフ、そしてこの記事を最後まで読んでくださった患者様に感謝致します。