新緑のまぶしい季節になりました。
今年は感染に気を付けながらも色々なところへお出かけもできそうですね。
今月のブログは歯科技工士の井上が担当いたします。
さて、私は昨年1年間コロナ禍でおうち時間が増え、このせっかくの機会に何か出来ることはないかと考えました。
そして以前から興味のあったことを学ぼうと勤務しながら大学4年生に編入することにしました。
幸いオンラインでほとんどの授業が受講でき、最小限の通学でカリキュラムを組み立て、予定通り1年で卒業できました!
25年ほど前に大学を1度卒業していますので、相当久しぶりの大学生でした(笑)。
現在の大学のキャンパスは本当にきれいで、学食と呼ばれるようなところは無く、カフェ、レストラン、と呼び名が変わっていました!
そして若い方々と一緒に授業の話しをしたりしながら行くカフェは何を食べても美味しくて通学の日が楽しみでした。
では、私が学んだものは何か?というところなのですが
興味のあった分野は一般的には心理学と呼ばれる『こころと脳』の学びです。
一言で心理学と言っても膨大な数の〇〇心理学というものが世の中には存在しています。
その中でも仕事に活かすことができるであろう
『臨床心理学』をメインに『対人コミュニケーション心理学』『カウンセリング心理学』といったところを深く学習をすることにしました。
よく言葉には聞いていましたが基本の基本から学ぶと様々なことが線でつながっていることがよくわかりました。
ですが実際の日常生活の中にも知らず知らずのうちに心理学の世界に入り込んでいることもたくさんあることにも気づきました!
ますだ歯科医院では既に何年も前から『初診カウンセリング』という初めて来院してくださった患者様のご希望やお悩みを診療前にあらかじめお伺いすることを実践しています。
こういったことを経験しているからこそ今回の授業においてはもっとこうすれば患者様もより話しやすい環境を作ることができるということを多く学びました。
今後もっともっとみなさまとお話しさせていただく際にスムーズにご対応できるように復習を重ねていこうと思っています。
最後にここでみなさまにも少しだけ心理学を体験してもらいましょう★
2枚の絵を見ていただきます。
どのように見えるかちょっと考えてみてください。う~んと悩むよりも軽い気持ちで、直感で答えていただけると良いです!
これ、何に見えましたか?
この画像は「ルビンの壺」という多義図形ですが、ある人は壺にも見えるし、またある人では2人の人物が向かい合っているように見えるかもかもしれません。
どちらも正解ですが、「壺」だと思ってみると、壺にしか見えないし、「人物」だと思ってみると、そのように見えてきます。つまり、人間は自分が興味を示す対象以外をその他と認知してしまうと、その他を自覚しなくなります。
これを仕事に置き換えると興味のある分野には集中でき、興味のない分野のことは頭にあまり入ってこないということになります。
そうなの?と思った方、こういったこころと脳の働きのことを考えることも心理学なのです♪
最後に・・・
これ、どの球体も止まっています。ですが、じーーっと見つめると脳が騙されてぐるぐるまわっているように錯覚します。これもこころと脳の働きの心理学。奥が深いですね。
歯科技工士 井上 由偉