2023年6月14日、診療終了後に歯周病治療の講演を行いました。
我々歯科医師は一旦国家試験に合格すれば、一生歯科医師として治療を行うことが出来ますが、
やはり医療は日進月歩。
資格をとって終わりではなく、最新の治療法や、知識などを常にアップデートして、それを患者様に還元するのが歯科医師としての務めだと考えています。
そういう意味で様々な勉強会や学会、セミナーがあるのですが、今回は私が会長を務めているEN大阪という歯科医師の勉強会での講演です。
この勉強会は2か月に一度開催していて、100名以上の歯科医師会員が所属しています。
今年度は「歯周形成外科」という「歯ぐきの移植治療」にフォーカスを当てています。
今回は、東京より歯周病学会・インプラント学会指導医で、同年代のトップリーダーでもある岩野先生を招いて教育講演を行っていただきました。
私はその前座として、合併症の話を。
「歯ぐきの移植治療」は歯ぐき下がりの改善や、見た目の回復など大きな効果のある治療ですが、やはり手術ですので様々な合併症があります。
勉強会、学会、セミナーでは基本的には うまくいった治療が紹介され、万が一うまくいかなかったときに、どうなるのか、どうしたらいいかを学ぶ機会はあまりありません。
そういう観点から合併症に関しても会員の先生方にお伝えする場を設けました。
今回も平日の夜にも関わらず、遠くは北海道・宮城・東京・広島などから、午後の診療と翌日午前の診療を休みにしてまで多くの先生にご参加いただきました。
教えることが一番の勉強になるという思いの元、今後も取り組む所存です。
院長 増田英人