ホームホワイトニング専門な理由

ますだ歯科医院　院長の増田です。
当院はホームホワイトニングを専門に行っております。
オフィスホワイトニングは行っておりません。
その理由は・・・

様々なホワイトニング経験

昔（勤務医時代）はホームホワイトニングだけでなく、歯医者で行うオフィスホワイトニングも施術していました。

以前はホームホワイトニングは効果がでるまでに1か月くらいかかりましたし、劇的に白くなるわけでもありませんでした。
逆にオフィスホワイトニングは医院で約1時間施術することで多少の効果が出る方法でした。

ホワイトニングを希望される患者様に、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングそれぞれを説明すると、多くの方がオフィスホワイトニングを希望されました。

ですから昔はオフィスホワイトニングをメインに行っていました。

オフィスホワイトニングの問題点

しかしオフィスホワイトニングを行った半分以上の患者様から「痛い」「しみる」と言われました。
3割くらいのかたには「白くならない」と言われました。

患者様の気持ちを理解するため、私自身もオフィスホワイトニングを受けました。確かに痛みます。そして1回ではあまり効果がありませんでした。

オフィスホワイトニングに伴う痛み

ホワイトニングをしている時に痛むことはありませんでした。ただホワイトニングを行った後、家で普通に過ごしていると突然、一瞬ですがズキッとした痛みに襲われることがありました。
1週間くらいは冷たいものもしみるようにもなりました。

オフィスホワイトニングの効果

効果に関しては、1週間おきに2回目、3回目と繰り返すと徐々に効果が出てきました。
多くの医院がオフィスホワイトニングは3回行うように設定しています。
それは1回では十分な効果が出ないからです。

「早く白くなる」ことがオフィスホワイトニングの最大のうたい文句ですが、3回受けるとなると約3週間かかります。
結構期間がかかると思いませんか？

患者様の満足度

正直なところホワイトニングを受けられた患者様の満足度は高くなかったと思います。
オフィスホワイトニングでは1回の施術で辞められる方もいらっしゃいました。
おそらく「一回で十分白くなった」わけではなく、「一回やったけど白くならなかった」からだと思います。

様々なオフィスホワイトニング方法を試しましたが、どの方法でも同じようなものでした・・・

その後・・・
オフィスホワイトニングは痛いし、ホームホワイトニングはめんどくさい・・・。
私自身も「ホワイトニングを受けてみたい」とはとても思えませんでした。
自信をもってお勧めできる方法がなかったので、しばらくの期間ホワイトニングは行わないようになりました。

現在のホワイトニング剤との出会い

そんな私が、再びホワイトニングを行うことになったのは、アメリカに留学している同級生と会った事がきっかけです。

久しぶりに会った時に、歯がとても白くきれいになっていたので、何をしたのかを聞くと、
「ホワイトニングをやったんだ。」との事。
私の体験を話すと、
「最新のホームホワイトニングはほとんどしみないよ。」
「日本のホワイトニング剤はアメリカではとっくに使わなくなってるよ。」
と言われました。

現在のホワイトニング剤を使用して
同級生と別れた後、さっそくホワイトニング剤を取り寄せて自分で使ってみました。
周りには黙っていたのですが、3日目で周りの人間に「歯が白くなった？」と言われました。1週間で見違えるくらい白くなっていました。
家族にも使ってみましたが皆、約1週間で大きな不快症状もなく十分な効果が得られました。
自分の中の既成概念がひっくり返りました。

その後、患者様にもホワイトニングを行い、ホワイトニング剤の使い方や、トレーの作り方など試行錯誤を繰り返し今に至ります。

オフィスホワイトニングと当院のホームホワイトニングを比較すると、

白くなる効果

1週間以上の期間があるならホームホワイトニングの方が白くなります。
「家でホワイトニングをやるのがめんどくさい」という方以外にはホームホワイトニングの方が高い効果が得られます。

不快症状

多くの方は不快症状を感じずにホワイトニングが終了します。
約2割の方が「多少しみるけれど我慢できる」ということで我慢しながらホワイトンニングを行っていただいています。
3％の方が「しみる」からホワイトニングが出来ないということを訴えます。
強い不快症状が出るかどうかは術前には分かりませんが、すでに知覚過敏のある方には症状がひどくなる可能性が高いですので注意が必要です。
その上、当院のホワイトニングは
・後戻りが少ない（オフィスホワイトニングは後戻りがしやすい方法です）
・自然な白さになる（オフィスホワイトニングではチョーク様の白さになることが多いです）
という特徴があります。

正直、オフィスホワイトニングを行う必要性を感じません。