治った基準
歯周病が治った基準
歯周病が治ったかどうかは、治療が終わった後に行う検査で判断します。
いろいろチェックポイントはあるのですが、
非常に大切な3つのポイントがあります。
1.歯周ポケットが3mm以内になったのか?
2.ポケット検査を行った時に出血する部分がどれだけあるのか?
3.歯磨きが上手に出来ているのか?
です。
歯周ポケットが浅いと何がいいのでしょう?
歯周ポケットが浅いという事は歯ぐきの腫れが治まっているという事です。
歯周ポケットが3mm以内の浅さになると、ご自身の歯磨きを頑張れば、歯の表面の汚れも歯周ポケットの中の汚れもきれいに取り除けます。
歯周ポケットが浅いということは、「ご自身で歯磨きを頑張れば、汚れをためずにきれいな状態を維持できる」ということです。
検査の際の出血はどうしていけないのでしょう?
検査の際に歯ぐきから出血するのは、「炎症が起きている」という証拠です。
出血するようであれば、たとえポケットが浅くても(まだ歯ぐきが腫れていなくても)望ましい状態ではありません。
歯ぐきから出血するのは、歯周ポケットの中に汚れが隠れているか、歯磨きが上手に出来ていない証拠です。
歯磨きがどうして重要なのでしょうか?
他のページでも繰り返し書かせていただいているように、歯周病は「歯磨きが上手に出来ないことが原因」で起きる生活習慣病です。
治療期間中は頻繁に歯科医院に通いますので、歯磨きも頑張れますし、たとえ汚れが残っていても歯科医院でクリーニングします。
しかし、治療が終わってしまえば、歯科医院に通う間隔は長くなります。
もしご自身の歯磨きが上手に出来なければ、
歯周病は「必ず再発します」。
歯周病完治の目安
1.歯周ポケットが3mm以下になり、
2.出血部位も少なくなって(2割以下)、
3.歯磨きが上手に出来るようになれば、
歯周病が完治したと言えますし、再発の心配もほとんどなくなったと判断出来ます。
豊中市 ますだ歯科医院では、このようなレベルになることを目指し、治療を行います。
歯周病が完治した場合は、3か月から6か月の間隔で定期的な検診を行い、再発を防ぎます。
しかし、ご自身の全ての歯に関してここまでのレベルに改善することが困難な方もいらっしゃいます。
そのような場合は、部分的に歯周ポケットの深い歯が残ったり、歯磨きが完璧に出来ないようなところを1〜2ヵ月毎に私たちが定期的に管理を行っています。