痛みの無い治療のために大切なこと
歯周病治療における痛みを減らすために最も大切なのは “毎日の歯磨き” です。
歯周病治療で歯石を取る時には、
歯茎のなか(歯周ポケット)に道具を入れて掃除します。
歯ぐきの炎症がひどい状態だと、歯ぐきを触られると当然痛みます。
それに加え、出血するために我々も掃除をする部分が見えなくなって、手探りで掃除をすることになります。すると、不必要な部分に道具が当たって痛んだり、必要以上に掃除をしてしまい痛んだりすることも起こります。
治療時の痛みだけでなく、炎症がきつい状態での治療は治療効果が下がり、治療後に腫れたり、治りが悪かったりといった問題も起こります。
歯磨きをきっちり行い(歯間ブラシなども併用して)、歯ぐきの腫れを引き締め、血が出にくいような歯ぐきの状態にすることが痛みのない治療につながります。
歯周病は「歯磨きに問題があることが原因でおきる」生活習慣病です。
歯磨きの改善なしに、歯周病の完治はありえません。
歯科衛生士による歯磨き指導を受けて、歯磨きの改善を行いましょう。