もし怪我をしたら・・・
歯の怪我は、怪我の直後の対処の仕方によって、治療後の歯の寿命が大きく変わります。
ダメージを受けた歯を長持ちさせるためには、いくつかの注意が必要です。
・まずは電話してください
あなたの怪我の状況によって当院で治療できるのかどうかが決まります。また、怪我の種類によっては歯のかけらや、抜け落ちた歯を持ってきてもらえるかどうかによって治療の成功率が変わります。
電話で状況を聞かせてください。治療のためのアドバイスをいたします。
例: 歯が欠けた場合・・・歯医者に来る前に、破片を探してください 歯がぐらぐらな場合・・・早く来院してください 歯が抜け落ちた場合・・・抜けた歯を牛乳につけるか、口の中に入れて持ってきて下さい 顎に異常がある場合・・・大学病院の口腔外科に行ってください |
・経過観察が重要です
歯の怪我は、怪我の影響がしばらく時間がたってから出ることが多くあります。
怪我をされてから1年程度は、治療が終わった後も経過観察を行いましょう。
保護者・指導者の方へのお願い
もしお子様や選手が、歯の怪我をした時には次のような対処を行ってください。
1.歯医者へ駆け込む前に、電話をして指示を仰いでください。
歯の怪我に対処できる歯医者は多くありません。
小さな歯科医院では突然の急患に対処できないことがあります。
大病院の口腔外科での治療が必要なこともあります。
電話で指示を受けることで適切な処置を受けることが可能になります。
2.歯が欠けた場合は、かけらを探してください。
小さなかけらから大きなかけらまで、かけらがあるだけで治療が
簡単にきれいに行うことが出来ます。
3.歯が抜けた場合は、歯医者まで適切に持ってきてください。
抜けた歯を歯医者までどう持ってくるかで、
治療の成功率が大きく変わります。
*抜けた歯を口の中に入れて保存するのも有効です
4.歯牙保存液を救急箱に入れておいてください。
歯が抜けた場合にとても役に立つ保存液です。