12月7日・8日にパシフィコ横浜で開催されました日本臨床歯科CADCAM学会学術大会に参加いたしました。
最近ではCADCAMという言葉が歯科の業界では普通に話せるまでになりましたが、私がこの学会に参加し始めたころはまだまだ何するの?デジタル?CAD?といった声も多くありました。ですがこの数年で劇的な進化をとげたように思います。
まずは参加者が昨年に比べても激増していました。会場が数年前からこの大きなパシフィコ横浜になってそれまでの小さい会場の時からは考えられないくらい増えたなと思いました。それだけ歯科医師をはじめとした歯科医療従事者がこのCADCAMを含めたデジタルの世界に興味を持ち、実際活用しはじめているということを実感することができました。2日間で多数の最先端技術の発表を聴いて参りました。
この学術大会では毎回歯科技工士向けの発表が非常に多く、その中でもハンズオンといって実際に演者がパソコンを操作しながら話をすすめていくスタイルのものがあります。参加する側もパソコンを持ち込み手順どおりに触っていきます。上の写真はその時の一部にはなりますが写真のような詰め物を作る際にどこに気を付けて設計をするか、ということをデジタル機器の操作だけでなくアナログの部分も含めて充分すぎるくらいお教えいただきました♡
ここまでデジタル、デジタルと話をしてきましたが、実はデジタルの中にあるアナログにこそ意味があるということがよくわかる発表をしてくださるものがありました。ほぼデジタル化している院内で『あなたでなければ、と選ばれる覚悟をもって仕事をすること』。これはとても興味深いことでした。これはデジタルでもできるけど〇〇さんにやってもらいたい!といったデジタルだけでなく人の力をプラスアルファすることによってよりよくなることという内容です。さらに院内がデジタル化することによって簡素化してしまうであろうコミュニケーションについては患者様に対してもですが、働く仲間とのポジティブなコミュニケーションが非常に重要であることを学びました。
当院も紙の診察券の廃止、アプリの導入など患者様に対してもさまざまなものがデジタル化してきています。ですが患者様ができるだけお困りにならないように施行前にあらゆる検証をし、対策をとって業務を行っています。このような人の力をプラスアルファすることがデジタル化することの大切な業務であることだと再認識しました。2日間で学んだことを院内で活かしていけるようにしたいと思います。これからも進化していくますだ歯科医院をどうぞお楽しみにしてくださいね♡
☆おまけのコーナー(⋈◍>◡<◍)。✧♡
この時期の横浜の街は毎年とてもイルミネーションがきれいです。中でも横浜美術館前にあったルイヴィトンのメリーゴーランドがとてもきれいでした!これ、無料で乗れるんです!
あと私の愛してやまないキティちゃんで街中うめつくされていました。エスカレーターの手すりがとてもかわいい!!
歯科技工士 井上由偉