やってみよう! 虫歯予防
「歯磨きを頑張らないから虫歯になったんだ」
「歯磨きを頑張って下さい」
昔は虫歯にしないために、そのように言われていました。
でも歯磨きを頑張ったのに虫歯になった経験のある方も多いのではないでしょうか?
虫歯予防は歯磨きだけでは出来ません。
虫歯予防には、
・歯磨き
・食生活の改善
・フッ素
・キシリトール
・虫歯菌の母子感染防止(3才までのお子さんに効果的)
といったいくつかの対策をとらないといけません。
フッ素
代用甘味料
キシリトール配合ガム
フッ素を使いましょう
虫歯予防にフッ素はとっても効果的な成分です。
フッ素は安全な物質です。
我々が日常食べているものにもフッ素は含まれています。 緑茶や紅茶、塩や砂糖にも含まれている成分です。 WHO(世界保健機関)、FAO(世界食糧農業機関)も認めている安全なものです。 虫歯予防に使う程度の量では体に害はありません。
フッ素には虫歯予防効果があります。
フッ素は高い虫歯予防効果を持っています。 フッ素を適切に使うことであなたの大切な歯を虫歯から守れます。
フッ素の3つの虫歯予防効果
強い歯にします | 再石灰化を促進します | 虫歯菌の働きを弱めます |
・フッ素は歯の表面を硬くします。虫歯菌の酸に溶かされにくい強い歯にする効果があります。
・歯が溶かされ始めた部分を修復し、初期虫歯を正常に戻してくれます。
・虫歯菌の働きをじゃまして、歯を溶かす酸を出させにくくする効果があります。
フッ素は全ての年齢の方に有効です
フッ素は年齢に関わらず、歯のある全ての方に有効な成分です。
生えて間もない永久歯、根元が露出した歯 にも効果があります
ただしフッ素は早い時期から始めて、長く続けるほど大きな効果があります。
虫歯予防のためのフッ素には3つの使い方があります
・うがい薬:虫歯予防に最も効果の高い方法です。歯医者さんでうがい薬が売っています。
・歯磨き粉:一番手軽に使えるフッ素です。歯磨き後のうがいをあまりすると効果が薄れます。
・歯科医院での高濃度フッ素塗布:ご家庭で使用できるフッ素に比べ非常に高濃度のフッ素を歯に塗りこみます。
歯の表面を強くするだけでなく、効果が長続きする方法です。3ヶ月に一度くらい使うと効果的です。
フッ素は一つの方法だけでなく、いくつかの方法を併用すると効果が高まります。
キシリトールを使いましょう
・キシリトールは安全な天然成分です。
(1)キシリトールは厚生省に認可されている食品添加物です。
(2)多くの野菜や果実に含まれている天然の甘味料です。
(3)砂糖と同じくらいの甘さがあります。
(4)カロリーは砂糖の4分の3です。
(5)血糖値に影響を与えないので、糖尿病患者向けの医療品原料としても使われています。
キシリトールは世界中の国々で、虫歯予防効果と安全性が認められています。
キシリトールは、欧米諸国など世界各国で虫歯予防に使われており、日本でも1997年4月厚生省(現在の厚生労働省)が食品への利用を認可し、キシリトールガムが大ヒットしています。
・キシリトールの虫歯予防効果
砂糖などの糖分は、口の中で虫歯菌によって分解され“酸”をつくります。この“酸”が歯を溶かして虫歯をつくるのです。虫歯菌の棲み処「プラーク」はネバネバしていて、歯を磨いても落ちにくいものです。
しかし、キシリトールは虫歯菌に分解されないため、菌は“酸”を作れません。プラークも歯磨きすれば落ちやすくなります。また、さらに、キシリトールは虫歯菌の発育を抑えたり、エナメル質の再石灰化にも効果があるといわれています。
・キシリトールの効果について
キシリトールは虫歯の原因となる酸の生産に利用されない為、虫歯になりにくい甘味料です。しかし、いくらキシリトールガムを噛んでも、日常生活で頻繁に糖類を摂取しているような食生活では虫歯を発生させてしまいます。キシリトールの本場フィンランドでも、虫歯予防の基本は、フッ素の使用とプラークコントロール、キシリトールは「名わき役」なのです。
・キシリトール入り製品紹介
タブレット:キシリトールで作られたラムネです。ガムのかめない小さなお子さんの虫歯予防にお勧めです。
ガム:多くの種類が売られています。全ての年齢の方にお勧めのキシリトール製品です。
飴:これも多くの種類が売られています。唾の量が少なくて口が乾くような方にお勧めの商品です。
*キシリトールのど飴にはご注意ください。
キシリトール配合ノンシュガーのど飴でも虫歯の危険があります!
タブレットやガムに配合されているキシリトールは虫歯予防のためであることがほとんどですが、のど飴に配合されているキシリトールはひんやりとした爽快感を得るために配合されていることが多いのです。
そのためにキシリトールは配合されていても量が少なく効果が薄かったり、
砂糖は入っていなくても果汁や蜂蜜が配合されていて虫歯の原因となってしまう商品が多いですので十分にご注意ください。
フッ素を配合した歯科専用ガムです。当院でも販売しています。
代用甘味料って知っていますか?
虫歯を予防するためには砂糖を取る回数を減らすことがとっても有効です。
おやつなどの間食をとらないようにして、飲み物は水かお茶、ブラックのコーヒーや砂糖なしの紅茶にできたら効果があります。
でも甘いものが好きなあなたや、仕事の休憩時間に砂糖入りのコーヒーを飲むのが習慣になっているあなたにとってはなかなか難しい事かも知れませんね。
そんなあなたに・・・
ダイエット用の低カロリー甘味料って見たことはありませんか?
良く見かける代用甘味料 パルスイート |
レストランなどで砂糖と並んでおいてあるものです。
この甘味料、砂糖の代わりに甘味をつけるものです。
砂糖に比べてカロリーが低いのでダイエットをしている方や、病気でカロリー制限をしている方に使われています。
でも代用甘味料にはもう一つ大きなメリットがあります。
虫歯の原因となりません。
あなたが毎日飲むコーヒーや紅茶に入れる砂糖を代用甘味料に変えることで虫歯予防が可能になります。
ノンシュガーは大丈夫?
ノンシュガー=虫歯にならないもの だと思っていませんか?
確かに虫歯にならないノンシュガー製品もありますが、虫歯の原因となるノンシュガー製品も数多く販売されていますので注意が必要です。
ノンシュガーとは、その名の通り、砂糖が入っていないことをいいます。
砂糖以外の甘味成分(果汁や蜂蜜・果糖)などは入っていてもノンシュガーと名乗ることが出来ます。
果汁や蜂蜜・果糖などは砂糖と同じように虫歯を作ります。
また、ノンシュガーコーヒーなどでは砂糖は入っていませんが、ミルクは配合されています。ミルクに含まれる糖分は虫歯の原因となってしまいます。
ですからノンシュガーだから歯にいいと思わずに、成分を良く見て判断するようにしましょう。
予防歯科に興味のあるあなたへ
予防歯科に興味のある方は ますだ歯科医院にお任せください。
あなたの大切な歯を守るためにスタッフ一同サポートさせていただきます。
まずはお電話もしくはネットにてお約束をお願いします。
☎ 06ー6152ー4566
初診専用24時間ネット予約はこちら
予防歯科メニュー
・予防歯科トップページ
・生まれてくる大切な赤ちゃんのための予防歯科
・3歳までの予防歯科
・年齢別の予防歯科
・やってみよう! 虫歯予防
・やってみよう! 歯周病予防
・上手な歯磨きで歯を守りましょう